
皆さんこんにちは。東京部長倶楽部の山木のぼるです。
今日は部長とは何かについて、皆さんと考えたいと思います。
前回、部長の数は実は社長の数の十分の一であることをお話ししました。
この数的には非常に狭き門の部長、会社の中で部長というのはどのような存在であるのか考えてみたいと思います。
その前に、もう少し、会社/組織/部長にまつわる数字をシェアしたいと思います。
前にも、述べましたように、日本で登記された会社の数は410万社です。
その会社に勤務する従業員の数ですが、正社員が3,100万人、パート等も含めて就業者は6,100万人です。
さて、部長の数は何人いたか覚えていますか?
そうです。41万人です。
とすると、正社員の中の1.3%、就業者の中の0.67%しか、部長さんは存在しないということになります。
東京部長倶楽部では、この「部長になること」を目指しています。
かなり狭き門ですよね。
それでは、この少ない部長の質的な面をみていきたいと思います。
会社の組織はどのようになっているでしょうか?
会社によって多少異なるとは思いますが、一般的には
社長/本部長/部長/課長/係長/主任/社員
ここで、本部長以上が役員、課長以上が管理職というようになっているのではないでしょうか?
この中で、部長は課長が部下ということになります。
課長の部下は、係長、主任、社員です。
係長は、管理者ではなく、人事評価上の上司は、管理者である課長というモデルを想定しています。
それでは、この課とはどのような組織でしょうか?
会社の中で課とはそれぞれの持ち場での(専門の)実働部隊ではないでしょうか。
そしてこの課の長、課長は管理職/マネージャーと呼ばれています。
つまり、会社の社員管理上も、この課というのは管理すべき最小の部隊ということになりす。
この課長は、もちろんその課で行われていることは、非常によく理解しています。
多くの場合、この課長になる方は、課長になる以前はその課のでも1,2位を争う優秀な人材であった、、、
というのが一般的ではないでしょうか。
私、山木のぼるは、ハードウエア(機械)の開発エンジニアとして会社生活をスタートしました。
31歳の時に、ある製品の機構設計課課長となりました。
この理由は、明らかに機構設計エンジニアとして、その業績を認めていただいたからだと思っています。
いわゆる 少なくとも、Good Player、一般的にはGreat playerがそのチームの長(課長/管理者)となるパターンです。
課というのは、管理職が束ねる会社の中での最小実働部隊ですので、
この課が、きちんとワークしないと、会社のオペレーションは大変なこととなります。
機構設計部であれば、製品設計がきちんと進む、つまり予定通りに新製品が開発されるということ
営業部であれば、計画どおりに物が売れるということ、
製造部であれば、計画どおりに生産がすすむということです。
この要が課長ということになります。とても、重要なポジションですね。
それでは部長はどうでしょうか?
この課をいくつか集めて、あるいはまとめて部としています。
部長の部下は複数の課長ですね。
この部長の仕事な何でしょうか?
優秀な課長達がきちんと仕切って、
その一つ一つの課がきちんとワークしていれるとすると
一体、部長は何をすればいいのでしょうか?
私がまだ、開発エンジニアだったころ、何か問題があって相談するのはもちろん課長、、
部長に相談することは、もちろんありません。
開発エンジニアから見えていた部長、、、
それは、新製品の図面を最終的にリリースする時に、最後に図面にサインをする人でした。
とはいっても、数百枚ある図面に手書きでサインをする、、、いわゆる「めくらサイン」ですね。
それくらいしか見えていませんでした。
「一体部長は何やっているのだろう」
そんな風に感じましたこともありました。
こんな風に部長のことを感じたことはありませんか?
製品開発の最終締め切りは、エンジニアにとって一般的には大変忙しいのです。
ある期限に向かって数百人の人が力を合わせますが、何か一つでも問題が発生すると、
次の人に影響が出て、どうしてもスケジュールが遅れがちになります。
その中で、部長は毎日決まった時間に帰宅していたように記憶しています。
部長が図面を書くなどということはありませんし、本当、一日何をしているのだろうと
思うこともよくありました。
ただ、今から思えば、それは部長としてはかなり正しい振舞だということが言えます。
部長は、実務などしてはいけないし、新製品全体の開発プロセスにおいて締切間際に
部長が何かやることなど普通はないのです。
それでは部長は何をやっているのか?
よくある答えは
「判断(決断)してるんだよ」
という答えです。
これは、本当でしょうか?
私は、これは半分正しいと思います。
課長でできない判断を部長がする、、、
部としての責任者が、きちんと決断をする、、、
そして、責任をとる。
もちろんそうでしょう。
(ただ、なかなか判断してくれない上司はよくいますが、、、、笑)
部長でできない判断は本部長が、本部長でできない判断は社長がやる、、、
これが組織です。
その意味で、すべての人はその立場と権限に応じた判断(決断)を常にしています。
つまり、課員はその課の実務を行っている、、
課長は課員(実務部隊)をリードして実務が進行するようにリード・管理を行っている
それに対して、部長は判断(決断)だけしているとすれば、
もし、優秀な課長がいて、課長の判断ですべてできれば、
部長はやることがなくなるという理屈です。
従って、判断(決断)するだけでは部長の仕事としては不十分と考えます。
課長と異なる部長がすべき、部長ならではの仕事があるのです。
私はそれこそが、「部長になる」ことの意味だし、そこを十分に理解して、チャレンジできれば「部長の面白さ」を実感できると思うのです。
また、それを体験することで組織人として「次のレベル」の成長をすることができる、、そう信じます。
「山木さん、何もったいぶっているんですか! 教えてくださいよ」
そんな声も聞こえます。私の経験では、このことをはっきり教えてくれる人や、教育プログラムはなかったと思います。
ここは、皆さんにもぜひじっくり考えて頂きたいと思います。
東京部長倶楽部では、この点を、、むしろこの点にフォーカスして、今後ずーっと、深堀していくのです。
何かご意見やコメントあれば、ぜひ、お願いいたします。
楽しみにしています。
東京部長俱楽部
山木のぼる